2025年はオペラ公演でスタートです!
所属する藤原歌劇団の創立90周年記念公演として、2月1日(土)と2日(日)に東京文化会館で、翌週8日(土)に愛知県芸術劇場で「ファルスタッフ」(ヴェルディ作曲)が上演されます。昨年11月から稽古を重ね、間も無く稽古場での最終通しリハーサルを迎える段階まで進んでいます。来週にはオーケストラとの音楽稽古が予定され、その後は劇場に入って本番舞台での仕上げのリハーサルとなります。新しい年が自分の本領であるオペラの現場で始まるのは嬉しいですね、本番まで体調に気を付けて引き続き頑張りたいと思います。
「ファルスタッフ」は10年前の創立80周年記念公演で上演されて以来、藤原歌劇団では10年ぶりとなる演目です。イタリアオペラをよくする当団にとって、最も重要な作曲家であるジュゼッペ・ヴェルディの最後の作品ということで大変有意義な演目でもあります。幸運にも10年前に引き続き、同じフェントン役で今回も出演させて頂けることを心から光栄に思います。さらに今回は在住する愛知県名古屋市での引越し公演もあるということで、自然とモチベーションもさらに高まっています。(なかなか名古屋で大きなオペラ公演に出演することが無いので。)
この素晴らしい公演を東京でも愛知でもたくさんのお客様にご鑑賞頂けたら嬉しいですね。ヴェルディが80才の時に初演された喜劇「ファルスタッフ」により興味を持ってもらえるよう、藤原歌劇団が誇る実力と魅力溢れる共演歌手の皆さんと併せて、オペラの登場人物(役柄)についてのご紹介をこのHPで連載してみたいと思います!どうぞお楽しみに!
(※写真左:イタリアオペラの時の定番、リコルディ版の楽譜とチラシ2種。 右上:2/1&2の会場の東京文化会館大ホール。来年から長期の大規模改修となるそうです。 右下:2/8の会場の愛知県芸術劇場大ホール。客席数は東京より多い2,500席!)