2日連続上演を終えて

10月29&30両日の「ドン・パスクワーレ」が無事終演しました。

 

京都市内の高校生向け公演ということで、2,000席のロームシアター京都のメインホールは両日とも満席!ごくわずかな一般客を除くほとんどが学生服姿の客席に向かって、共演者やオーケストラと一緒に大好きなイタリアのオペラブッファを歌い演じて来ました。

 

 

ステファーノ・ヴィツィオーリのこの演出は、いかにもイタリア人好みのセンスによる衣装やセットの色使い、お芝居の細やかさなどで世界的に人気を博していて、イタリアでの初演から30年以上が経っても色褪せることなく世界中で上演が続けられている、「ドン・パスクワーレ」上演における”決定版”とも言うべき舞台です。”これぞイタリアオペラ!”と胸を張って言える素晴らしい舞台を、たくさんの高校生(2日間で4千人近く!)に鑑賞してもらえたことを心から嬉しく思います。

 

 

コロナ禍の2020年にも同じプロダクション(会場も同じ)で出演させてもらったので4年ぶりにエルネスト役を全曲歌いましたが、その時も2日連続上演で、ギリギリ歌い切れたかどうかだったのを覚えています。今回その4年前の自分との戦いでもありましたが、やっぱりキツかったですね!(苦笑)でもそれ以上に、素晴らしい作品に素晴らしいメンバー、カンパニーと一緒に出演させてもらえたことへの感謝の気持ちが大きかったです。関係者皆様ありがとうございました、本当にお疲れ様でした!

 

 

 

(※写真は新国立劇場のSNSより転載。右上は終演後に出演者皆さんとマエストロと一緒に。)