オペラ&アウトリーチ&合唱指導

京都のオペラが無事終わりましたが、立て続けに本番や合唱指導などで慌しい日々です。

 

 

まず先週のロームシアター京都での「ドン・パスクワーレ」(エルネスト役)は、オケ合わせから休み無しでリハが続いた上での2日連続本番というハードなスケジュールでしたが、無事完走することが出来ました。コロナで開催が懸念されましたが、京都のたくさんの高校生たちにオペラを観てもらえて良かったです。両日とも集中して鑑賞してくれてカーテンコールでも盛大な拍手を送ってくれましたが、これをきっかけにオペラや歌や音楽に興味を持ってくれたら嬉しいですね。初めて出演したロームシアターの大ホールも素晴らしい劇場でした!(なお当日は予定を変更して、一部の席は一般のお客様にもチケット販売されました。)

 

 

京都には丁度1週間滞在(ホテル泊)したので、終演後は疲れた体に鞭打って(笑)大きな荷物を抱えて新幹線でその日のうちに帰宅しました。翌日に荷物をほどいて束の間の休息を取ったら、すぐ次の日は今度は岐阜県の小学校でアウトリーチの本番!陶器や、国内有数の夏の最高気温の話題でも有名な多治見市の小学校の体育館で、5年生約70名を対象に歌ったり手拍子で一緒にコラボしたりして楽しみました。毎回歌う曲目は少しずつ異なるのですが、今回は初めて「ドレミのうた」を”テノールの本気の声”で歌って来ました!伴奏ピアノの秀平雄二さんは子供たちの興味をひくようなストーリー性のあるピアノソロを披露してくれました。疲労の不安もありましたが、秀平さんのいつも通りの素晴らしいサポートのおかげで予定通りのプログラムをお届け出来ました。11月にまた2人でアウトリーチの予定があるのでそちらも頑張りたいと思います。

 

 

午後のアウトリーチの後、岐阜から名古屋市に移動して夜はシニアコーラスの指導へ。コロナ禍で練習の中断と再開を何度か繰り返し、ようやく10月からは少し落ち着いて練習を継続しています(自分自身はオペラで不在でしたが)。指導者としてご縁のあるもうひとつの男性合唱団も同じく練習が再開され、それぞれの団員皆さんと久しぶりの合唱の響きを楽しんでいます。なお、この日は10歳余りの小学生から80歳以上の方々まで、まさに幅広い年代にわたっての音楽活動となりました!

 

 

11月からは大学の授業も対面が基本となり、もちろんまだまだ感染予防対策には十分気を配る必要はありますが、ようやくコロナ禍以前の生活のペースに戻って来ました。与えられた環境の中で、求められた音楽活動が少しでも充実したものになるようにそれぞれの機会を大切にしていきたいと思います。今週末からも非公開の本番と新宿でのオペラのハイライト上演が連日で予定されているので、しっかり食べて寝て、体調を整えて望みたいと思います。

 

 

 

(※写真上:「ドン・パスクワーレ」より。ロームシアター京都と新国立劇場のTwitter掲載写真を拝借しました。  左下:小学校のアウトリーチの様子。  右下:指導するシニアコーラスの過去の演奏会の写真。延期された定期演奏会は来春に開催予定です。)