先週は二日連続、小学校の体育館で子供たちに歌を聴いてもらいました!
今年最初で最後のアウトリーチは、やはり感染防止のため子供たちと一緒に歌うことは叶わず、音楽鑑賞会のような内容となりましたが、それでも手拍子で参加してもらったり、演技の小道具やギターを見てもらったりして、最後まで楽しい時間を一緒に過ごすことが出来ました。
生の声やピアノの音を聞くことが少ないのはもちろん、どちらの学校も今期は音楽の授業や学校行事でも歌を歌うことは自粛していると聞き、胸が切なくなりました。最後に子供たちが授業で習った「ビリーブ」を歌いましたが、マスク越しにもみんなが喜んでいるのが分かってまた胸にグッと来ましたね…
オペラについてのお話やオペラ歌手の声のこと、演技のこと、言葉のこと、ギターの弾き歌いなど、6年生にとって充実した時間になるといいなと精一杯考えて準備した内容をお届けして来ました。いつもアウトリーチで一緒の秀平雄二さんの美しいピアノソロにも子供たちが耳を澄ましてくれました。やっぱり生の音だからこそ伝わる、伝えられるものってあるんだなとあらためて実感しました。そして早くいつものように双方向でアウトリーチが出来るよう、引き続き祈っています。
コーディネートして下さった多治見市文化振興課のみなさんとも色々情報交換できました。厳しい状況下でも前向きに音楽文化を提供されようと様々な努力をされている様子に触れ、自分も頑張ろうという気持ちにさせてもらいました!本当にありがとうございました。
(※写真右下はアクリル板が設置された風景。何年か後にこれが微笑ましい思い出になりますように。)