昨日の豊田市での「オペラ紅白歌合戦」は大いに盛り上がりました！

コンサートホール開館20周年ということで、このホールのファンの方を中心に2階両サイドのバルコニーまでたくさんのお客様にご来場頂きました。ソプラノ3人とテノール2人、そしてプロデュースとMCも担当された宮本益光さんのバリトンという3対3の歌合戦(お客さんの手元のパンフレットが表裏で紅白に色分けされていて、それを集計の時にかかげるという手法。ホンモノのNHK紅白歌合戦でも集計に携わる麻布大学の野鳥研究会の学生さんたちがわざわざ来てカウントしてくれました！)は412対406の僅差で…紅組の勝利でした！悔しいですっ！！

誰もが知る名曲アリアから超絶技巧アリアや二重唱まで盛り沢山のプログラムに加え、宮本さんの軽妙なお話も客席が湧き、20周年の記念にふさわしい、なごやかで派手やかなコンサートとなりました。ちなみに、勝った紅組のみなさんには主催者さんから舞台上でお花や地酒(！)のプレゼントがあって羨ましい思い出したが、終演後の楽屋で負けた白組3人にも立派なお土産を頂きました（笑）。明るいスタッフさんも含め、豊田市コンサートホールさんの温かくて遊び心も富んだ雰囲気がとても心地よかったです。ありがとうございました！

すぐ東京に移動して、今日は火曜日が本番の「コジ・ファン・トゥッテ」(渋谷区総合文化センター)の通し稽古です。プロの役者さんによる演劇チームとオペラ歌手によるコラボ上演ということで、演劇で日本語によるお芝居を見せた後に歌手によるイタリア語での実演(演技も有り)という企画です。お芝居の台本はオリジナルなので、普段のこのオペラとはひと味もふた味も違う仕上がりになっています。舞台芸術の可能性、表現の自由さを感じながら、楽しくリハーサルを重ねたたいと思います(もう通し稽古とゲネプロだけですが！)。

(※写真上は豊田のコンサート終演後のバックヤードで。共演者の皆さんと指揮の中村貴志さん。下の2枚はあさってのインフォメーションです。オペラファンも演劇ファンも楽しめる舞台、どうぞお楽しみに！)