先週20日は男声合唱団メンネルコーァ東海のコンサートでした。
長年ボイストレーナーとしてお世話になってきましたが、今回は1曲指揮もさせて頂きました。毎週の練習に参加することや、自分の時間を作って作品を深く読み込む作業など、これまでとは違う責任感を感じながら、でも団員さんとより緊密に音楽を共有できる喜びや充実感を楽しみながら本番まで準備してきました。
シニア世代(80代の団員もたくさん!)のベテラン合唱団とあって、さすが本番に強い!(笑)普段歌手として舞台に立つ自分と比べて、なんと羨ましいことでしょう!やはり培ってきた年月が精神を鍛錬させてくれるのでしょうか、いつもの練習通りの落ち着いた演奏で、ドギマギと指揮するこちらから見た団員さんはとても頼もしく映りました。
年齢的なこともあり、残念ながら健康面の理由から毎年のように団員さんが退団されたりご逝去されたりすることには何年たっても決して慣れるものではありませんが、色々なことを受け入れ受け止めて先に進んでいく人生の先輩方の背中を見ながら、これからも音楽を通して有意義な時間を過ごさせてもらえたら幸せです。
団員の皆さまお疲れ様でした、ご盛会おめでとうございました!皆さんからもらったエネルギーを胸に、明日からのオペラ公演(「ランスへの旅」名古屋市)も頑張りたいと思います。
(※写真はリハーサル風景。)