歌えることに感謝しながら

日曜日は愛知県半田市で「第九」でした。

 

 

年末のイメージが強い「第九」ですが、今月はもう一回(7/29、岐阜県瑞穂市)この作品での出演機会が予定されています。今年は3月にも歌いましたが、これほどの名曲ともなればどの季節でも関係無く、演奏する側も聴く側も無条件に感動してしまうものですね。小松長生さんの指揮の元、オーケストラ、合唱、ソリストが全員で精一杯の演奏をお届けしました。最後の音が終わった後のお客様からの大きな拍手を心地よく受け止めることが出来ました!

 

 

幸いなことに本番当日の半田市は快晴で、名古屋でも前日まで続いた悪天候が嘘のように終息していたのですが、ニュースでは現在も西日本の大雨の被害が伝えられています。被害に遭われた方々に心からお見舞いとお悔やみを申し上げます。

 

 

時間が経つにつれその被害の甚大さや、命を失われた方をはじめ被災者の方々の厳しい状況が克明になる中、自分が変わらず日常生活を送ることができている事が決して当たり前ではないことを強く感じます。山口県出身であることもあり、この度の中国四国地方の甚大な被害の映像やネットニュースには本当に心が痛みます。少しでも早い復旧復興を祈りつつ、無事で何事も変化無く生活出来ていることに感謝しながら(実家の両親も無事でした。)自分は自分のやるべき事を頑張らなければと思います。

 

 

歌や音楽という人間の心に関わるお仕事に携わる者として、被災地の方々に毎日思いを寄せながら次の演奏機会の準備を続けていこうと思います。

 

 

(※写真は本番の会場の半田市雁宿ホール。)