舞台も客席も満員!

30日は名古屋市のしらかわホールでオーケストラと共演でした。

 

とうかいマスターズオーケストラというNPOの団体が主催で、10周年の記念コンサートに歌手3人を招いてオペラのアリアや重唱をたっぷりと演奏されました。普段は純粋な器楽曲のプログラムを演奏されるオーケストラですが、今回は指揮者の古谷誠一先生の意向もあって、あえて”合わせモノ”でのプログラムとなったそうです。

 

 

おかげさまで、ガラコンサートでの歌手にありがちな一人につき1〜2曲という少量ではなく、3人それぞれが6〜7曲も歌わせて頂くという贅沢な機会となりました!やっぱりオーケストラで歌うオペラ作品は、本来の魅力が存分に表現されるので歌っていても気持ちがいいものですね。

 

 

驚いたのはこの日の人の数!楽屋にテレビモニターがあるのですが、それを見て驚いたのはまず舞台上のオーケストラの数。しらかわホールは決してオペラや大編成のオーケストラのためのホールではないので、今回のフルメンバーのオーケストラが出揃うとステージ上はものすごい人口密度となりました!もしかしたらお隣のプレーヤーさんと近過ぎて演奏しにくかった奏者もいたのかもしれませんね…チェロの奏者の方は、「演奏していて、歌手の人のお尻に弓が突き刺さりそうで不安でした」と仰ってました(笑)。

 

 

さらに驚いたのは客席です!主催者さんによると当日券も出せないほどの大入りだったそうですが、まさに満員御礼となった客席をステージ上から眺めながら歌わせてもらえる幸せは本当に歌手の特権ですね(オケの奏者は楽譜と指揮者をしっかり見てないといけないので!)。

 

 

入場料の安さやオケの団員さんの手売りのご努力も要因だと思いますが、これもひとえにこのオーケストラの長年の真摯な演奏活動へのお客さんの信頼と評価があってのことでしょうね。今後も20周年、30周年と益々ご発展を続けられることをお祈りしています。ありがとうございました。

 

 

(※楽屋のテレビモニターで見たステージと客席の様子。会場が熱気で酸欠になりそうでした!)