6日の日本ロッシーニ協会の演奏会ではたくさんの音符を歌いました!
ソリスト4人に合唱も加えて、ロッシーニ没後150年を記念するにふさわしい”お腹いっぱいのコンサート”となりました。無尽蔵に駆り出される音、音、音…音楽の原点である「音」による表現の粋を極め、オペラの原点である「声」の魅力を知り尽くした作曲家・ロッシーニならではの声の饗宴でした!
世界の潮流から見た日本の”ロッシーニ文化”は様々な面でまだまだ遅れを取っていると言われますが(歌唱法や演奏様式の理解、上演頻度、校訂版楽譜の普及、奏者及び聴衆の啓蒙など)、今回の演奏会では(自分が出演したことは差し置いて)演奏水準も観客の盛況ぶりもコンサート全体の雰囲気も、「これぞロッシーニ!」と溜飲を下げたくなるような気持ちになりました。ロッシーニ協会の会員様をはじめ、コアなファンやリピーターも多いことから自分にとってはハードルの高さを感じる演奏会のひとつでもありますが、今回はいつも以上に満足して頂いたお客様が多かったような印象を受けました。
素晴らしい演奏会に出演できて本当に感謝です。せっかくの150周年記念、この一年は自らもさらに積極的にロッシーニ作品を取り上げつつ、ささやかながらこの大好きな作曲家の魅力を皆さんにお伝えする役目が出来たらいいなと思っています。
(※終演後のレセプション会場で協会会長を囲んで出演者みんなで記念撮影。)