6日、アルベルト・ゼッダ先生(89)が亡くなられました。
昨年12月にマエストロの指揮でロッシーニを歌ったばかりだったので、訃報にただただ驚いています。正直な所まだ実感が湧きませんが、日を追って悲しみと寂しさが増していくことと思います。
ご自宅のあるスペインでも生まれた街のミラノでもなく、仕事で滞在していたロッシーニの故郷ペーザロで亡くなられたと聞き、この歴史に名を残すであろうロッシーニ研究の巨匠にとってはきっと幸せな最期となられたのではないでしょうか。今はそう思いを馳せて偲ぶことしか出来ませんが、ゼッダ先生のおかげで今の自分があることに心から感謝し、ご冥福を深くお祈り致します。たくさんのご指導と感動をありがとうございました。
Si resti in pace.
(※写真は昨年12/1オーチャードホールでの米寿記念コンサートにて。下は当日、藤原歌劇団からプレゼントされた米寿の衣装を着たゼッダ先生。自著のロッシーニの本にサインして下さいました。)