更新が滞ってすみません!9月の本番のご報告です。
おかげ様で病気もせず、今月から始まったコンサートシーズンを順調に進んでいます。今回はすでに終了した2つの本番をご紹介します。
まず9/14に名古屋市で出演した「テノールもモーツァルトがお好き?」(名古屋モーツァルト協会主催)は16曲ものアリアがプログラムされた「マラソン・コンサート」の様相でしたが、無事最後まで歌いきることができました。トークあり、自前の字幕ありで準備段階からかなりの時間を費やしてきましたが、これで一生分のモーツァルトのアリアを歌ったんじゃないかと思えるほど、終わった後は達成感と充足感に包まれました!9時を大幅に超える終演時間だったにもかかわらず、最後まで熱心に聴いて下さったお客様に心から感謝です。素晴らしい機会を与えて下さった主催者の皆様、そして最後までその素敵な演奏で歌を支えて下さった伴奏の重左恵里さんにも深くお礼申し上げます。
11/28には大阪で「魔笛」に出演予定ですので、今回モーツァルトに向き合った時間を活かして頑張りたいと思います。
その5日後の19日には銀座ヤマハで、ご存じ朝岡聡さんプロデュースによる「オペラは恋の処方箋」に出演しました。このシリーズ3回目の登場と言う事でだいぶ慣れてきたつもりでいたのですが・・・曲も違えば演出も違い、共演者さんと一緒に冷や汗をかきながら(笑)限られたリハーサル時間で精一杯の舞台を作り上げました。このハラハラドキドキも含め、このシリーズが掛け替えの無い記憶として長く心に残り続ける所以かもしれません。朝岡さんのオペラを愛する気持ちが具現化された、ユーモアあり真剣味ありのこの特別なコンサートが、これからも長く愛され、続かれることを祈っています。
それにしても、舞台で小道具としてリカちゃん人形を抱いたのはショッキングでしたねぇ・・・(笑)奇想天外な演出による小道具集めに腐心された裏方スタッフのみなさん、どうもありがとうございました!!
10月は3つのオペラ上演と宗教曲のソロが予定されています。もちろんその準備も並行して進んでいますので移動も多いですが、季節の変わり目による風邪の流行に負けないよう、体調管理に気を付けたいと思います。あとは疲れない発声を会得するチャンスでもあるので、それぞれのリハーサルの中で声楽的にも成長していけるよう頑張っていきたいと思います。
(※写真上・・・2つのコンサートのプログラム。下・・・「オペラは恋の処方箋」本番中の舞台裏で共演歌手の皆さんと。)