祈り

日曜日は大阪府高槻市でロッシーニの宗教曲「スターバト・マーテル(悲しみの聖母)」です。

 

ロッシーニが残した宗教曲の中でも最も大きなスケールであるこの作品を歌うのはこれが初めて=デビューとなります。高槻市の会場も、指揮者やオーケストラ、合唱の皆さんとも初共演ということで初物づくしですが、今はこの素晴らしい大曲を歌えることの喜びと期待感でいっぱいです。

 

題名は「悲しみの聖母(Stabat Mater dolorosa)」という意味ですが、キリストが磔刑に架けられ涙する聖母マリアを表していることは言うまでもありません。深い悲しみに満ちた情景をロッシーニがその音楽で描写していくのですが、”歌う”というよりも”祈る”ように演奏したいと思っています。

 

(※「スターバト・マーテル」のCDのジャケット絵。)

 

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23日の春日井市の「第九」、翌24日の山口県周南市での「山口県総合芸術文化祭」でのコンサートと立て続けに本番でしたが、喉や体への疲労感も無く、また長距離移動もスムーズに行きました。少しずつですが、経験を重ねるうちに自分なりのペース配分が分かってきたようにも思います。もちろん油断は禁物ですが(インフルエンザの予防接種も完了!)、あまりナーバスになり過ぎずに移動や演奏を楽しんでいけるようになりたいと思います。