タイトルは「荘厳ミサ曲」終演直後のステージ裏での、マエストロ(指揮者)の言葉です。
クラシック音楽をやる者の喜びのひとつに、「同じ作品を繰り返し上演できる(可能性がある)」ということが有りますが、「もう一回やりたいね」と仰ったマエストロの言葉にソリストみんなが強く共感しました。それくらい、終演直後にはこの作品の素晴らしさに演奏者みんなが感動していたと思います。
もう一度この素晴らしい音楽を演奏したい……と同時にまだやり残したことがある気がする、もっと掘り下げられるのではないか、などなど色々な感想が思い巡りました。大作を無事終えた安堵感もありましたが、リハーサルも含めて演奏を繰り返すうちにどんどん見えてくるものもあって、終演するのが惜しい気持ちになりました。
やはりベートーヴェンは偉大ですね!!
この曲を選んで1年がかりで挑戦され、見事最後まで歌い上げた合唱団には心からの拍手をお送りさせて頂きました!その情熱にアマチュアとプロの違いはありませんでした、素晴らしい実力と伝統を持つ合唱団にはやはり相応の心の成熟があるのでしょうね。
自分もまた年齢を重ねて、いつの日か「荘厳ミサ曲」と再会できることを願っています。
(※終演後に山下先生を囲んでソリストの皆さんと。楽屋前の慌ただしい廊下でパチリ。)