s u r p e t i t e s c e`n e (小さな舞台で)

豊橋市のフランス料理店「ボン・ファン」で歌ってきました!

 

2年前にも出演させて頂いたのですが、そのあと店内を部分改装されて、今回は店の奥に新しくできたコンサート用ステージで歌いました。お花やシャンデリアの照明で華やかな雰囲気を演出してくれて、明るいブラウンのアップライトピアノも調度品のように舞台に彩りを添えてくれているようでした。ステージが音楽ホールのような大きなスペースではなかったので、むしろお客様との距離や、声と音楽を近くに感じてもらえたように思います。

 

 

お客様にはおいしいコース料理を召し上がった後にコンサートを聴いて頂きました。日本の曲の穏やかな音楽と、カンツォーネやオペラの情熱的な音楽の両方をプログラミングしましたが、温かい拍手に包まれてとても幸せでした。(つたないMCにも度々相槌をして下さって、その度にホッと安堵しながら喋っていました。)

 

 

留学中のミラノでもレストランでカンツォーネを歌うことがありましたが、豊橋でも同じように、終演後は知り合いのお客さんや初めて来て下さった方としばしの立ち話を楽しみました。こうした時間も嬉しいものですね、大きなホールでの演奏会ではなかなか出来ない貴重な時間ですが、音楽や食事を通して人と人との直接のコミュニケーションが密になるのは素晴らしいこと。オペラやコンサートが社交の場として位置付けられていたのもきっと人と人との繋がりを深める役割もあったからでしょうね。(現代のような携帯電話社会、ネット社会じゃなかった頃のお話ですが……)

 

(※終演後にステージでピアニストの釣由美さん(右)と主催者さんと。)