銀座ヤマハ、再び~「理髪師」ハイライト~

マリーナ・コンパラートさんと須藤慎吾さんとのコンサートが近づいてきました。

 

コンパラートさんはバロック音楽の分野で活躍され、数々のオペラに出演された中でも「フィガロの結婚」のケルビーノ役と「セヴィリアの理髪師」のロジーナ役で特に高く評価されています。

 

モーツァルト作品の総本山・「ザルツブルグ音楽祭」や、ロッシーニの聖地・ペーザロの「ロッシーニ・オペラフェスティヴァル」でも出演を重ねられており、これらの役柄の正真正銘の”スペシャリスト”であることは間違いありません!

 

同時代に活躍する世界的な歌手と共演できる機会は本当に貴重です。本番までの限られた時間の中で、少しでも何か彼女から吸収したいと思っています。

 

プログラムは彼女お得意の「セヴィリアの理髪師」から、3人でアリアと重唱をお届します。(ギターも弾く予定です!)今回のプロデューサーでもある朝岡聡さんのプロフェッショナルなMC(トーク)も見どころですよ!!皆様どうぞお楽しみに。

 

 

(※写真は1892年にロッシーニ生誕100周年で書かれた風刺絵。有名オペラ作曲家がそれぞれ自分の一作品の題名を頭上にテーブルに着く中、ロッシーニは数々の作品の様々な登場人物たち……テル、フィガロ、シンデレラ、かささぎ……に囲まれています。「多くの有名作曲家でさえ劇場のレパートリーに残る作品は一人一作品しか無いのに対し、偉大なるロッシーニはたくさんの作品が上演されていますよ」という風刺でしょうか?当時のロッシーニの圧倒的な成功ぶりは、こうした様々な風刺絵に描写されています。)