昨日26日は北名古屋市で、毎年恒例の門下生声楽発表会でした。
この発表会は自分も学生時代に師匠の元で出演していた同じホールで毎年開催され、今年も若い学生や卒業生たちの成長を見届けながら、或いは歌を趣味で習っておられる一般愛好家の方々の熱演を聞きながら、指導者でありながらも自分自身一歌手として初心に戻ることができる貴重な時間となっています。
特に若い学生たちの一年間の成長は著しく、時にはこちらの予想を上回ることもありますね。一方で普段の実力が緊張のためなかなか発揮できなかったり、慣れないドレスを踏んでコケそうになる生徒もいたりと(笑)ハラハラもさせられるのも毎年恒例となっています。
なにせこの発表会がほとんどの学生にとっては一年間で唯一、人前で歌って「拍手をもらう」機会なので、その意気込みや緊張も少ないはずがありません。と言うのも、大学内の試験やオーディションでは拍手が無いどころか、先生方からじっくりと吟味・採点される張り詰めた空間ですので、発表会で歌いきった後の拍手やブラボーの掛け声は彼らにはとても新鮮な記憶となることでしょう。(女子生徒はドレスを着るのも貴重な機会です。大学内でドレスを着る機会はほとんどありません。)
ひとつひとつの舞台を大切に、一音一音に心を込めて。あと、腹。
これからも一緒に歌の勉強を続けていきたいと思います。出演したみんな、お疲れ様でした!