前日の初日組の成功に導かれる形で、2日目組も大きな拍手と共にまずは良いスタートが切れました!
ロッシーニ作品の入門書であり教科書とも言えるこの作品を、ミラノで初めてスコア(全曲楽譜)を買ってから8年……いよいよ舞台で歌うことできる興奮が開演前から全身を包んでいました。
次に、この大きなプロダクションに出演することへの緊張、または舞台上での複雑な動きや衣装の早替えなどテクニカルな部分への緊張、そしてもちろん”声=歌うこと”への緊張が襲ってきました。もはや毎度のことですが、こればかりはキャリアを積めば積むほどその度合いが強まって行く気がしています。(駆け出しの頃は、経験を積めば次第に楽になると思っていたのですが・・・)
でも佐渡さんの指揮によるオーケストラの序曲が始まり、いざ舞台に上がるともう待ったなし(音楽ですから当たり前ですね!笑)、ワンシーンごとに終わった歌や演技を振り返ることもなく、ひたすら自分の役であるアルマヴィーヴァ伯爵を歌い演じて気が付けばカーテンコール。
恐る恐る舞台中央に歩きながら、聞こえてきた大きな拍手と声援にようやくホッとすることができました。兵庫芸文に文字通り満員の2000人のお客様から(壮観!)、みんなで手をつないで何度も何度もカーテンコールのお辞儀を繰り返すことが出来ました。本当に本当に感動させて頂きました、ありがとうございました!
さあ、ここからがこのプロダクションの真骨頂。この会場ではあと3回、地方公演合わせてあと5回。ますます充実した舞台をお見せできるようこれからも頑張りますので、どうぞ応援よろしくお願いします!!
追伸:ふるさとの山口県からわざわざご来場下さったお客様にも感謝申し上げます。素敵なお花を頂いたのでホテルの自室に飾らせて頂きました、ありがとう!!
(※写真。プログラムと一緒に。)