オペラにお誘いする方法

蒲郡市での「オペラ・セミナー『そうだったのかイタリアオペラ!』」で講演してきました。

タイトルは事前に決まっていて本人は関与してなかったのですが、イタリアオペラやオペラ歌手のことについて改めて自分の口で他人様に説明する機会などこれまでなかったので、先週のコンサート以上に準備も入念にして臨みました。

 

地元の技術科学大学の先生が聞き手になって下さり、会話形式でトークショーっぽく進みましたが、お陰でリラックスして話す事が出来たように思います。(ちなみにこの先生は『トゥーランドット』にコーラスの一員としてご自身も歌われます!)

 

 

色んな質問も頂き、歌を始めたきっかけやオペラ歌手の一日の生活など、プライベートな内容も披露して恥ずかしくもありましたが、自分がお客さんの立場だったら、確かになかなか聞けない興味深いことかもなぁ……と諦めて(?)お答えしました。

 

 

特に男声歌手にとっての音域のことや、オペラ歌手として必要とされる要素(声、演技、発音、解釈・・・などなど多数)の話は、準備の段階から「これは自分の首が締まることになるやも」とリスクも感じつつ、でも五線紙やピアノを使って実際に会場の皆さんと声を出してみながら、オペラ歌手と他のポップスや演歌、ミュージカルとの違いを自分なりの解釈でお話してみました。(テノールって大変でしょ??笑)

 

 

 

自分のつたない講演はともかく、こうしたオペラ歌手や音楽家との「本番の演奏以外」のコミュニケーションはもっと増えてもいいかもしれませんね。歌手も人それぞれ、朝起きる時間から一日の練習時間など様々な生活習慣をお持ちではないでしょうか。

 

 

写真はセミナーのひとコマ(動画で『トゥーランドット』の稽古風景をご紹介しました)と先週のロビーコンサートの新聞記事。今回は5市共催ということで、5月の公演に向けて地域全体が徐々に盛り上がっていく過程に参加できて光栄ですね。

 

チケットも売れ行き好調とのこと、さらに稽古も本格化してきました。皆様どうぞご期待下さい!!