オペラ「白狐」NY公演レポート②

「白狐」のお話に所縁(ゆかり)のあるスポットを巡りました。

 

まずはこのオペラの主人公、白狐こと葛の葉(=くずのは。劇中では別名のコルハとしても登場します)とその愛する夫、保名(=やすな。私が演じます)の間に産まれたとされる安倍晴明(=あべのせいめい。有名な陰陽師として古今の様々な創話に登場。)を祀る「晴明神社」という神社が名古屋市千種区にあるので成功祈願に行って参りました。

 

 

住宅街の一角の狭い敷地の中にひっそりと佇んでいましたが、立派な鳥居と祠が構えられ、境内には安倍晴明にまつわる伝承やこの神社の由来などが丁寧な文章で紹介されていました。舞台の成功を祈願して、社務所で御守り代わりのカードを購入して共演者さんや関係スタッフさんにもお渡ししました。高名な安倍晴明を世に生み出す父親の役を演じるということで、”将来の息子”にもニューヨークの公演を天から見守ってもらおうと思います!

 

 

一方、架空の動物としての「白狐」そのものを縁起よろしきものとして祀っているのが、我が故郷山口県の湯田温泉という温泉地で、毎年4月に「白狐まつり」を開催するなと町おこしのキャラクターとしても知られています。この湯田温泉の起源が「白狐の湯」とされており、まさか自分の故郷の山口県と白狐がつながるお話があったとは!今回初めて知る事ができてとても嬉しく思います。

 

 

在住する名古屋と故郷に山口県の両方にご縁のあるオペラ「白狐」。これは自分の使命としてなんとしても公演を成功に導きたいと思いました!前回のレポート①でご紹介した自分との色んな繋がりも合わせて、是非前のめりでこの公演に携わって参りたいと思います。あと1時間で飛行機で出発です!続きはニューヨークから〜!!

 

 

 

(※写真左:晴明神社関連。上から2番目が共演者皆さんにお渡しした物。   右:山口県湯田温泉関連。一人旅でしたが、せっかくなので足湯にも浸かって来ました!笑)