遅ればせながら…

2/8(土)の「ファルスタッフ」愛知公演が終演しました!(遅いっ)

 

ご報告が遅くなってしまいましたが、藤原歌劇団90周年記念公演はおかげさまでこれにて全てのミッションが無事に終了しました。愛知県及び周辺地域に雪が積もったため電車の遅延が生じて少し心配されましたが、開演を5分遅らせる対応により大きな混乱とならずに上演開始となりました。たくさんのお客様にご来場頂いて嬉しかったですね!

 

 

1週間前の東京公演から数日が空いたものの、名古屋入りしてからのスケジュールは非常なタイトなものでした。オーケストラが東フィルから名フィル(=名古屋フィルハーモニー交響楽団)に交代したのであらためてオケ合わせを実施し、翌日には劇場で場当たりとゲネプロの両方を行う「ダブルヘッダー」、そしてすぐ次の日に本番というハードスケジュールをこなしました。(オペラ歌手には体力も必要なのです!)そうは言ってもせっかくの名古屋ということで、オケ合わせの終わった夜の時間はキャスト全員で”名古屋めし”の「ひつまぶし」を食べて英気を養いました。

 

 

本番も上首尾に終わり、最後の幕が降りると大きな拍手がぶ厚いオペラカーテン越しに聞こえてきました。鳴り止まない拍手のおかげで東京公演以上に長い長いカーテンコールをさせてもらえて本当に幸せでした!在住する名古屋やこの地方のお客様に、藤原歌劇団の立派なオペラ公演を披露出来て誇らしい気持ちにもなりました。あらためて今回出演させてもらえたことに感謝の気持ちでいっぱいです。

 

 

素晴らしいカンパニーで「ファルスタッフ」を上演出来た喜びと達成感はいつまでも心に残ると思います。イタリアオペラを愛する全ての人にとって作曲家ヴェルディは最も偉大な存在であり、その最後のオペラ作品を歌い演じられたことは自分にとって本当に光栄なことでした(10年前よりも強く大きく、そう感じました)。留学時代にヴェルディの故郷ブッセートの町を訪れたことを思い出しながら、今こうして藤原歌劇団でイタリアオペラに没頭出来ることに感謝の思いでいっぱいです。ご来場の皆様ありがとうございました!またオペラ観に来て下さいね〜!!

 

 

 

(※写真左上:カーテンコールの様子。   左下:終演後にキャスト全員で。   右上:東京公演に続き、後援会から再び立派なお花を贈って頂きました。ロビーでたくさんのお客様の目に触れたことと思います、ありがとうございました!   右下:うなぎ屋さんでみんなでひつまぶしを食べました〜!)