今年も秋は多くの本番予定を頂き、リハーサルも様々です。
いま上演真っ最中の新国立劇場公演「夢遊病の女」のカヴァーキャストを務めたあとは、そのまま同劇場にて「ドン・パスクワーレ」(10/29&30:京都市)のリハーサルにスライド参加。オペラ公演では演技の練習である”立ち稽古”がリハーサル期間の中でも大きなウエイトを占めることになり、加えてオーケストラとの”オケ合わせ”や、本番の劇場舞台での”場当たり”、”ハーペー(=衣装付き通し稽古。)”、”ゲーペー(=オーケストラ付き最終総稽古。ゲネプロ。)などリハーサルの種類や名称もたくさんありますね。
オペラのあとの11月からは沢山のコンサートが予定されているのでそのリハーサルもしなくてはいけません。新国立劇場でのお仕事が続くため東京に長期滞在となる前の9月には、11/3(日)に豊田市で開催する「なかなかなコンサートvol.6」のリハーサルを事前に行って来ました。スケジュールがギリギリのため、次のリハーサルはもう本番当日の午前中!(ヒエー!泣)でもそこは何度も一緒に上演してきた気心の知れた間柄ですので、9月の時点で大事なポイントをしっかり共有しておき、あとは各自で準備して本番に臨めるよう「段取り」して来ました。過去の5回の経験が活きていますね、あとはなんとしても集客を!!豊田市周辺の皆さん、とても楽しいコンサートですのでどうぞ聴きに来て下さいね。
昨日は11/9(土)に平塚市美術館で開催される「中勘助 記念後援会&コンサート」の顔合わせとリハーサルでした。平塚市に縁のある作家で詩人の中勘助(1885〜1965年)の残した詩句に、作曲家の中村晃也さんが音楽を添えた芸術歌曲6曲を歌わせて頂くことになり、大磯の中村先生ご自宅のアトリエで、ピアニストの藤原藍子さんと関係スタッフの方々同席の中でのリハーサルとなりました。楽曲についてもちろん、参加者それぞれの色々な雑談も含めてとても楽しく、貴重な時間を過ごさせて頂きました。こちらのコンサートも多くのお客様に聞いてもらえたら嬉しいですね。
その他、名前の出ないクローズでの大きな本番やまだ未定のコンサートなども含めると、まだまだたくさんリハーサルが控えています。一瞬で終わる本番のために、引き続きゆっくりと時間をかけてそれぞれ準備を重ねたいと思います。
(写真上:「ドン・パスクワーレ」の前回公演の本番画像。同じ衣装、同じ演出の”再演”で、お相手のノリーナ役も前回と同じく九嶋香奈枝さんですのでこちらの画像が使えました!(笑) 中:「なかなかなコンサート」のリハーサル後に3人で。今回もバラエティに富んだプログラムでお客様をお迎えしますのでどうぞお楽しみに! 下:昨日の「中勘助 記念講演&コンサート」のリハーサル後に、歌曲を作曲された中村先生の素敵なアトリエにて先生と伴奏の藤原藍子さんと、朗読で出演される甲斐千秋さんと。)