夏の第九 〜その2〜

前回から中4日で迎えた2本目の「第九」も無事終演しました!

 

愛知県みよし市で開催されたコンサートの後半プログラムで、交響曲第9番の四楽章のみ上演されました。この日も台風直撃が大いに懸念されていたのですが、雨天ながらさほど大きな影響も無く、合唱のみなさんもソリストやピアニストさんも、準備して来た成果を舞台でしっかり披露することが出来ました。

 

 

コロナ禍で何度か経験しましたが、準備していた公演が中止になった時の悲しさや残念な気持ちは舞台に上がる者にとって本当に辛いものなので、今回の2つの公演が幸運にもどちらも上演出来たことに、心から安堵と、開催して下さった主催者様に感謝の思いでいっぱいです。(もちろんお天道様にも!)出演させて頂きありがとうございました。

 

 

この日の第九はピアノ伴奏で、地元近隣からの有志の合唱の皆さん、指揮の水谷彰宏さん、フレッシュなソリストさんたち(自分がダントツ年上になる日が来るとは…!)と一緒に、5日前のオーケストラ伴奏とはまた違った印象の「第九」を楽しませて頂きました。「第九」の場合ソリストは合唱のすぐ前(=オーケストラの後ろ)に配置されることも多いのですが、ピアノ伴奏の場合はピアノの蓋を開けると前が見えなくなる(客席からも見えなく&聴こえなくなる)ことから今回はピアノの前で、客席とも本当に近い距離で歌わせて頂きました。

 

 

同じ「第九」が近い間隔で続くことはよくあるのですが、今回のように上演形態が全く違うというのはあまり経験が無かったので新鮮でしたね。クラシック=古典は人や形を変えながら同じ作品を何度も何度も上演する&鑑賞する楽しみや喜びに真髄があるように思います。「第九」は今後また歌う機会があるので(とりあえず年内までは!)これからもそれぞれの一期一会の舞台を楽しみたいと思います。「第九」シーズンの12月は大阪、福井、東京で出演予定ですので皆様どうぞご鑑賞下さい!

 

 

 

(※写真上&右下:本番の様子。   左下:ソリスト、指揮者、ピアニストの皆さんと終演直後の舞台裏で。なおソプラノの中村真由子さんはなんと今回の合唱指導も兼務され、「第九」ソロと合唱指導の二重の”デビュー記念”となられたそうです。メゾソプラノの山内由香さんも「第九」ソロデビューとのこと、お二人ともおめでとうございます!素晴らしい低声ソロの大倉一将さんも雨の中のバイク移動お疲れ様でした!笑)