夏の第九 〜その1〜

今週のうちに2本予定された「第九」の1本目が無事!上演されました。

 

この1週間は毎日お天気のニュースから目が離せず、台風の進路やスピードを1日に何度も確認しながら過ごしていました。この東海地方もしっかり台風の通過地域とされていたため、8月27日(火)と9月1日(日)の「第九」が無事上演されるか気が気でない日々でした。近頃は新幹線や電車の運休も判断が早いので、遠方からの移動にも以前より注意するようになりましたね。

 

台風の進度が予想より遅かったようで、おかげさまでまずは1本目、火曜日の名古屋芸術大学主催の「第九」(愛知芸文コンサートホール)が無事に上演されました。母校の後輩たちによる合唱とオーケストラ(どちらにもOBや教員、一般参加者も含まれていました)で歌う「第九」はやはり格別ですね、素晴らしいホールでフレッシュな歓喜の歌が響き渡りました。「第九」は冬の風物詩ですが、夏に聴く「フロイデ!(喜び)」もまた感動的でした。

 

 

なお「前プロ」と呼ばれる前半のステージでは、名芸大と提携する名古屋の音楽高校の在校生がピアノ協奏曲のソリストとして出演されましたが、そのお父様は大学時代のひと学年上の先輩で、大学内外のオペラで何度も共演したり結婚式場の聖歌隊でアルバイトが一緒だったりととても近い関係だったので感慨深いものがありました。時が経つ早さを感じつつ、親子で音楽を愛する環境にお嬢様を育てられたことへのリスペクトを感じました。これから益々のご活躍をお祈りします!

 

 

そして明日は2本目の「第九」(みよし市)です、無事上演が叶いますように!祈ってばかりの今週でしたが、なんとか無事に歌わせてもらえることを願っています。

 

 

 

(※写真左上:ソリスト、指揮者の皆さんと、合唱をご指導された名古屋芸大の馬場浩子教授。   右上:楽譜とパンフレットと、差し入れで頂いた”第九ッキー”と命名されて市販されているクッキー!ベートーヴェンの顔と、第九の9の数字を型取ったクッキーです。   左下:本番ステージの全景。   右下:本番歌唱中のソリスト。)