今日は本番直前となった「なかなかなコンサートvol.4」の最終リハでした。
コロナ禍でスタートしたコンサートですが、気が付けば早くも4回目!今回は当コンサートの中心メンバーである中村真由子さんのまさに地元(ご自宅から歩いて行ける距離だそうです)、豊田市の「保見(保見交流館)」という自然豊かな地域での上演です。今日のリハーサルは本番会場であるその保見交流館で行いました。
「多目的ホール」と書かれた会場内は小中学校の小さ目の体育館のような雰囲気もあり、壁や天井はもちろん綺麗ですがどこか懐かしさも感じました。窓の外には美しい緑の稲がまぶしい田んぼの風景が広がり、自分の実家の周りでもよく見るアオサギが何分間もジッと1羽で田んぼの中にたたずんでいました。今回もプログラムの中で季節の唱歌をメドレーで2人で歌う場面があるのですが、リハーサルしていてもその風景と曲が一致して、とても豊かな気持ちになりました。素敵な会場で歌わせてもらえて嬉しいです、この会場を選んでくれた中村さんに感謝ですね!
オペラから日本の歌、そして夏らしくカンツォーネのコーナーと、今回も盛り沢山のプログラムでお客様をお迎えします。歌手2人は交代しながら歌いますがピアニストの山田なつみさんはもちろん全曲弾きっぱなし!さらにピアノソロも数曲ご披露してくれます。小柄な見た目と裏腹に、どんなジャンルの音楽もしっかり弾ききってくれるそのお姿はまさに”小さな巨人”!本当に心強いパートナーです。(いつも差し入れのお心遣いありがとうございます!)
前半プログラムの最後、歌劇「愛の妙薬」の二重唱は、自分が大学院生の時に大学主催のオペラ公演のために自作した日本語の訳詞で歌います。その大学オペラ公演以来この二重唱の場面は一度も歌う機会はありませんでしたが、20年以上ぶりに本棚から楽譜を引っ張り出して今回上演することに。地域のお客様に本場のオペラ作品を少しでも親しみ易く聴いてもらえたら嬉しいですね、久しぶりの日本語での「愛妙」を自分でも楽しみにしています。オペラ初心者の方も是非お気軽に聴きに来て下さいね!
(※写真上:「なかなかなコンサート」の過去の全チラシ。綺麗なグラデーションになってますね!なんとデザインは出演者としても主催者としてもフル回転の中村真由子さんです、チラシも作れるなんて本当にすごい! 左下:保見交流館。 右下:今日のリハーサル終わりに会場の外で。リハーサル中に写真撮るのを3人とも忘れていたという”ユルさ”も、このメンバーで連続コンサートが出来ている理由かもしれません…笑)