来月の故郷山口県でのコンサートに向けて名古屋でリハーサルしました。
偶然にもリハーサルした日は本番のちょうど1ヶ月前。仮で予定していたプログラム案にそって伴奏者の秀平雄二さんと一緒に音を出しながら、ピンと来なかった曲を削除したり差し替え変更したり、コンサート用に前奏や後奏を短くカット(省略)したりする確認作業を行いました。残りの一ヶ月の間にそれぞれ持ち帰って自主練習を重ね、本番の数日前にもう一度仕上げのリハーサルをし、あとは当日会場のステージで最終調整して本番に臨みます。
プログラムには何度も歌って来た曲もあれば何年振りに歌う曲、まったく初めて歌う曲などが混在しているので、「これはもういいよね?」「これはもう一回やってもらっていいですか?」など二人でやり取りしながらリハーサルを進めます。昨今ちまたでは、AI(エーアイ)が飛躍的に進化してその有効活用例がニュースになったりもしていますが、その真反対のような人間の声とピアノというなんともアナログな共同作業によって、理想の音楽作りに励むこのリハーサルの時間がとても心地良く感じますね。緊張する本番よりも良い声が出る、なんてこともありますよ!(笑)
本番会場の岩国市周東パストラルホールはコンクリート打ちっぱなしの近代的建築物で500席収容、2018年まで10年連続で開催したセルフ・プロデュース公演のメイン会場としてほぼ毎年ステージで歌わせて頂いていた、言わば”ホーム・グランド”のような存在です。今回はホールさんの主催公演なので歌手は自分1人での出演で少し寂しさもありますが(自主公演の時は複数のゲスト歌手が東京や名古屋から来てくれていました)、そのぶんじっくりと腰を据えて自分が選んだ素敵な歌をお届けしたいと思います。秀平さんのピアノソロ(2曲)にもどうぞご期待下さい!
長い梅雨の合間の猛暑もあったりと、何かとお天気が不安定なこの時期ですが、体調を整えて今のうちからしっかり歌い込んで、30曲近いプログラムを歌い切れるよう声作り体力作りに励みたいと思います。地元の皆さま、もう少し待ってて下さいね〜!
(※写真左上:チラシ。 右上:ピアニストの秀平雄二さんと、リハーサルスタジオにて。この日はイタリア〜ノひらおTシャツでリハに挑みました。名古屋ですが、恥ずかしくなんてありません! 右下:パストラルホールの内観。 左下:熱のこもったリハーサル風景?)