東京芸術劇場での歌劇「道化師」2公演が終わりました!
歌手とダンサーの二人で1つの役柄を表現するコンセプトということで、普段とひと味もふた味も違う演出内容の舞台を楽しんで来ました。「カヴァレリア・ルスティカーナ」との二本立て上演でしたが、こちらの「道化師」組はダンサーチームのメンバーが多種多様な分野のスペシャリストで構成されていて(バレエ、宝塚トップ、お笑い芸人、スタントマンなど)、より混沌とした賑やかなステージになったと思います。
もちろん歌手チームもしっかり演技するので、[5つの役柄×2人]がステージ上に同時に存在しつつ、時に2人ずつがシンクロし、時に完全に別の動きをしながら、観る人にとっては「情報量の多い」舞台だったことでしょうね!演じている出演者たちも稽古場で混乱することもあったほど、これまでの「よくあるオペラの景色」とは違う世界観を芸劇で披露して来ました。普段は同じオペラ業界の中の人としかご縁が無いので、今回のダンサーさんたちとの”異文化交流”は大変刺激になりました!
両公演とも最後はスタンディングオベーションで盛大な拍手を頂きました、3月の愛知公演も頑張りたいと思います。たくさんの人に見てもらえたら嬉しいですね、どうぞ3月3日(金)と5日(日)に、愛知県芸術劇場大ホールにお越し下さい!
(※写真上:カーテンコール直後のバックヤードで両演目の出演者みなさんと。右から3人目が演出家の上田久美子さん、同4人目が指揮者のアッシャー・フィッシュさん。 下:ペッペの分身”ペーペー”を演じられた村岡友憲さんと。スタントマンとしても活躍されていることもあってか、全出演者で最もキレのある演技で舞台を彩って下さいます。衣装も華やか(伊達男)!)