いよいよ一般公演!

明日6月11日は「セビリアの理髪師」の一般公演です。

 

昨日の学生向け公演(前回は高校生がほとんどでしたが、今回は中学生が多かったそうです。)では、ほぼ満席で埋まった客席から子供たちの盛大かつ初々しい拍手をたくさんもらいました!学校公演ならではの楽しさは今回も十分感じましたね、初めて見聞きするオペラの舞台や出演者への興味関心がグッと会場の集中力を高めてくれて、一方でコミカルな”笑い”のシーンではマスク越しでも子供たちからの笑い声がしっかり伝わってきました。彼らにとっては長い上演時間かもしれませんが、最後までダレることなくこのオペラの物語を追いかけてくれました。

 

 

連続公演の初日をいい感じでスタート出来て、まずはホッと安心出来ましたね。いよいよ明日の一般公演(日生劇場ではこの土日が唯一の上演となります!)を迎えるにあたって、今日はしっかり休息と栄養補給に努めたいと思います。午前中から衣装の下に着る汗取り用のTシャツ(伯爵役の時は4枚も着替えます!)などを洗濯したり、ギター演奏のために楽器や爪をメンテナンスしたり。この後は楽譜を開いて、昨日までの演奏をダメ出しのメモや録音などで確認して歌のチェックです。せっかく長い期間をかけて準備してきたので、明日が一番ベストの上演が出来るよう最善を尽くして本番に臨みたいと思います。(自分にとって一番大事なのは睡眠なので、快眠のために布団のシーツも洗濯して干しました!柔軟剤の香りに包まれて早く寝たいです!笑)

 

 

ロッシーニの溌剌とした音楽と軽快なお芝居は、出演するみんなも裏方スタッフさんたちも自然と明るくさせてくれます。コロナ禍ですが笑顔の絶えないこのカンパニーの集大成が、明日の一般公演でたくさんのお客様にご披露出来ることを今から楽しみにしています!日生劇場オペラ「セビリアの理髪師」にどうぞご期待下さい!!

 

 

 

(※写真上:ロッシーニの肖像画と楽譜。  写真下:最後の幕切れのシーン。5日前の舞台通し稽古より。)