いよいよ劇場の舞台!

日生劇場の「セビリアの理髪師」のリハーサルは最終段階です。

 

今日から日生劇場の舞台で仕上げのリハーサルが始まり、今日のピアノ通し舞台稽古を終えて残すはオーケストラ&衣装付き通し稽古(HP=ハーペー)とオーケストラ&衣装&メイク&ヘアメイク付き通し稽古(GP=ゲーペー、いわゆる”ゲネプロ”)の2回となりました。長かったような短かったような…、いいえ、まだまだ練習が足りないと感じる所もあるので、やはり”あっという間に”ここまで来たという心境です!

 

 

2019年6月の「愛の妙薬」以来ちょうど3年ぶりの日生劇場の舞台(偶像ですが、その時も演出家は今回と同じ粟国淳さんでした!)ですが、ステージから見わたす客席やホールの風景はどこか懐かしく、6年前にこの作品を演じた時の記憶も急にフラッシュバックして来ました。舞台に上がる時は色んな意味で平常心ではないのでしょうね、極度の緊張感ゆえにその時の景色が残像として強烈にインプットされているようです。

 

 

このプロダクションでは、”回り盆”と呼ばれる回転式のステージが大きな見どころなのですが、なんと、全て「スタッフさんの人力」で動いています!まるでこのデジタルの時代に逆らうかのように、究極にアナログな方法で巨大なセットを時に大胆に、時に繊細に動かして、それぞれの場面転換を”可視化”して客席に見せてくれます。それゆえ大人数の裏方スタッフさんにとっても今日のように出演者と一緒に音楽に合わせてリハーサルすることはとても大切な時間であり、本番に向けてタイミングやスピードの加減などを細かく調整するために必要な工程なのですね。

 

 

14:00に始まったリハーサルを終えて、劇場を出たのが21:30過ぎ。裏方スタッフさんたちはその後も作業があったことでしょう、本当にお疲れ様です&ありがとうございます!本番では是非、ところどころで姿が見える(見せている)裏方スタッフさんたちの活躍する「勇姿」もお見逃し無く!

 

 

 

(※写真は今日の舞台稽古の様子。このシーンでは合唱のメンバーさんに混じってハシゴを足元で支えてくれているのが裏方スタッフさんです!)