5/3(火祝)は昭和音楽大学学生さん企画運営による、日本歌曲の演奏会でした。
会場のユリホールは川崎市麻生区の昭和音大校舎内にあるコンサートホールで、学生はもちろん一般の地域住民の方も観客として入場出来る公共ホールです。この日はゴールデンウィークでもあり、コロナ禍にも関わらず会場は多くの大人のお客様で埋まりました。
この演奏会は昭和音大のアートマネジメントコースの在学生さんたちが授業の一環として企画運営したもので、担当の先生方の指導を受けながら準備段階も含め基本的に全て学生主体でコンサート作りが成されたそうです。チラシやプログラムなどの印刷物、プロの出演者たちとのメールのやり取り、リハーサルの会場及びスケジュール調整、そして本番の表方裏方など、公共コンサート開催に必要な工程をみんなで手分けして遂行するにはきっと色んな困難やご苦労もあったことと思います。でも出演者の一人としてはリハーサルから本番まで特に問題も無く、若さ溢れるフレッシュなスタッフさんたちと終始気持ち良くコンサートに臨むことが出来ました。未来の音楽業界の同僚になるであろう学生の皆さん、お疲れ様でした&ありがとうございました!
コンサート前半は山口県の童謡詩人:金子みすゞの詩による歌曲の特集でしたが(これも学生さんによる企画構成です)、地元の記念館を訪問するなど同郷の縁もあって個人的に特に嬉しい機会となりました。昭和音楽大学は創設から今日まで藤原歌劇団と深い繋がりが有り、藤原歌劇団の創始者:藤原義江も山口県出身ということで、この日は自然と自分の故郷を感じながら歌うことになりました。いつかまた金子みすゞの作品を歌ってみたいと思います。
(※写真左:当日配布された学生さん手作りのパンフレットと歌詞カード。 右上:終演後のステージで、この演奏会に関係した学生の皆さんと。 右下:出演者の皆さんと。今回もたくさんの素敵な歌を知ることが出来て幸せでした!)