日曜日は大阪の河内長野市で「カルミナ・ブラーナ」に出演しました。
昨年からコロナの影響で一年延長された公演で、主催のラブリーホール合唱団さんにとっても自分にとっても待望の日となりました。他の公演でもそうですが、今は終演後の解団式や打ち上げは自粛されるため運営についての詳しい事情などは分かりませんが、この上演に至るまでにきっと大変なご苦労や努力があったことと推察します。練習回数や団員さんの確保なども含め、運営された関係者の皆さん、指導にあたられた先生方には本当にお疲れ様でしたとお伝えしたい気持ちです。(なぜなら「カルミナ・ブラーナ」は数ある合唱曲の中でもとりわけ歌うのが大変な作品だからです!)
田中祐子マエストラの情熱的できめ細やかな指揮は合唱とオーケストラに、この難しい大曲を乗り切るエネルギーやモチベーションをしっかりと与えて下さいました。大編成のオーケストラの響きがホール全体に広がり、特にこの曲ならではの管楽器や打楽器(ピアノやハープも含む)の活躍が作品全体のアクセントとなってとても刺激的でした。ソリストのお二人も素晴らしく、出番の少ないテノールソロ(=自分)だけが周りの熱量に取り残されはしないかと心細かったですね!(笑)カーテンコールもたくさんステージに呼んでもらえて嬉しかったです。
終演後は南海電車や大阪環状線を乗り継いで、いつものように新大阪駅でお土産を買って名古屋へ帰りました。今年はオペラ公演や「第九」でもまた大阪方面に行く予定ですが、なんとか実現してくれることを願うばかりです。
(※写真上:本番の様子。 下:終演直後に指揮者、ソリスト、大阪交響楽団コンサートマスターさん、合唱指導の先生と。)