藤原歌劇団合唱部と合流

昨日は初めて合唱の皆さんと一緒に立ち稽古でした。

 

 

このオペラの合唱には混声ではなく男声のみが登場するのですが、キャストも2人を除いて多くが男声ソリストなので、稽古場はかなり「男女比が偏った風景」になりますね(笑)。

 

 

オペラブッファ=喜劇ということで、必然的に合唱もそれぞれ喜劇的な動きやニュアンスを求められるのですが、さすが藤原歌劇団合唱部さんは初稽古にも関わらず最初から爆笑シーンを連発!演出家さんから特に細かい指示が無くても、瞬時に各々がブッファの雰囲気を自発的に醸し出して下さいます。もう最高ですね!

 

 

国民性もあるのでしょうか、日本ではオペラはどうしてもシリアスな作品(悲劇)の方が好まれるので、結果としてプレーヤーも聞く側も、喜劇的な舞台に対して戸惑いを感じる人が欧米に比べて多い傾向にある中で(コミカルな演技に抵抗がある、本番中に笑ってはいけないんじゃないか、などなど)、この藤原歌劇団公演では出演者みんながオペラブッファの楽しさを共有して、底抜けに明るい舞台をお届け出来ると思います。

 

 

普段あまりオペラ鑑賞に慣れていないお客様でもきっと楽しんで頂けると思います。どうぞ劇場に”笑い”に来て下さい!

 

(※写真は昨日のリハーサル。新百合ヶ丘駅そばの、昭和音楽大学北校舎が我が藤原歌劇団の稽古場です。稽古時間の前後に新百合ヶ丘駅にいれば歌手達に遭遇できるかも…?)