本年最初の本番はヴェルディの「レクイエム(鎮魂歌)」です。
昨年も同じくヴェルディ作曲の「椿姫」(※抜粋)が新年最初の舞台でしたが、イタリアオペラの最高峰である偉大なヴェルディの作品で今年もスタートすることができて嬉しいですね。
昨日今日と2日続けてオーケストラ(愛知室内オーケストラさん)とのリハを重ね、いよいよ明日のゲネプロを残すのみとなりました。歌うごとに作品の素晴らしさ、言葉の力、音楽の美しさをヒシヒシと感じます。リハーサル中、無意識のうちに”畏敬の念”という言葉が頭に浮かんだのですが、自分にとってジュゼッペ・ヴェルディはやはり格別な存在であることを再認識しています。(生まれ故郷のイタリア・ブッセートの町にも何度か訪れています。)明日は精一杯いい声で歌って、この敬愛する作曲家に思いを捧げたいと思います。
指揮者の松尾葉子さんのもと、合唱、ソリスト、オーケストラみんなが一丸となってこの大作に挑んでいます。明日はきっと熱い演奏をお届けできると信じていますので、ご近在の方々はどうぞ愛知芸術劇場コンサートホールにお越し下さいませ!!
(※写真はヴェルディが指揮した1874年のスカラ座上演のスケッチ。)