引き続き12/23(水祝)のアルテリーべ東京でのコンサートのご案内です。
クリスマスシーズンということで、やはりこうしたコンサートではX’masソングは外せませんね。もちろんよく知られた定番のX’masソングですが、テノールが歌うとまた印象が違うという所もお楽しみ頂けると思います。
”神の御子は 今宵しも ベツレヘムに 生まれたもう~♪”の歌詞で知られる「神の御子は」は日本語と一緒にラテン語でも歌います。英語でもよく聴かれますが、パヴァロッティやドミンゴなどオペラ歌手の多くはこのラテン語で(讃美歌というよりもオペラアリアのように堂々と!)歌っているようです。彼らラテン系ヨーロッパ人は子供のころからラテン語版で覚えたのかもしれませんね、そういえば留学中のイタリアでも街中やテレビから聴こえるこの曲もラテン語が多かったように思います。
「聖この夜」は”Silent night,Holy night~♪”の英語歌詞が日本でもずいぶん浸透していますね。アルテリーべではその英語と、今回初めてイタリア語で歌ってみます(笑) 同じ外国語でもアングロサクソン系とラテン系の響きの違いを感じてもらえると嬉しいですね。
もう一曲は「諸人こぞりて」。子供の頃は”シューワッキーマッセーリー、シューワッキーマッセーリー~♪”という語感が楽しくてお気に入りのX’masソングでした!この曲はX’masソングとしては今まで歌ってきた回数の多いものなのですが、1番から3番まで歌っていく中で、まるでヘンデルやロッシーニの作品のように次第に変奏(バリエーション)を加えていく、というオリジナル版でお届けします!
いずれもよく聴き慣れた曲が、さらに”ゴージャス”になってお楽しみに頂けると思います。シーズンものの曲と言う事で毎年この時期限定、つまり暗譜するのが大変なX’masソングですが(笑)ここだけの特別なバージョンにどうぞご期待下さい!!(続く)
(※「神の御子は(Adeste fideles)」を歌うルチアーノ・パヴァロッティ。幼少のころは教会でも歌っていたそうで、クリスマスにはこの曲も歌っていたかもしれませんね。どんな時も真っすぐに歌うパヴァロッティはイタリア・ベルカントの理想像、この曲もどこまでも伸びやかに歌っていてカッコいいです!)