福井県小浜市への電車の旅も3回目、車窓の景色も記憶に残るようになりました。
今回が23回目(23年目)という伝統と歴史あるこの小浜市の第九に、幸運にもソリストとして継続的に出演させて頂いていますが、特に数年前にそれまでの日本語上演から原語のドイツ語での上演になってからの合唱の皆さんのご成長・ご進歩ぶりは目を見張るものがあって、今年もまた一段とレベルアップされた演奏で本当に素晴らしかったですね!
パンフレットにはこの小浜第九公演を協賛された企業や個人のお名前がぎっしり!まさに町を挙げての23年目の公演ということで、あらためて実行委員会はじめ主催された皆さんのご熱意とご尽力、町全体のバックアップ、そして「第九」という作品の持つ力に敬服する思いでした。
合唱には制服姿の子供たちの姿もあり、こうしてまた新しい世代にも「第九」公演の伝統が受け継がれていくのですね。色んな第九上演でももっともっと子供たちが参加しやすい環境が増えるといいなぁ……全国的にもクラシック公演自体が減少・衰退していく中、こうした地方都市での情熱溢れる取り組みに接すると本当に胸が熱くなります。
小浜第九のますますのご発展を祈念しています!ありがとうございました。
(※写真は終演後にソリスト皆さんと。お昼休憩に、地元のおいしいお寿司屋さんに連れて行って頂きました!)