小会場ならではのオペラ上演の魅力

京都での「愛の妙薬」は小さなサロンの空間が大きな拍手で包まれました!

 

個人のご自宅の地下サロンで、数ヶ月ごとに上演されるオペラシリーズに初めて参加させて頂きました。ご近所にお住まいの方、リピーターの方など約60名のお客様が詰めかけ、若い出演者の熱演に温かい拍手が送られました。オペラのカンパニーで自分が最年長になることはほとんどありませんが、ピアニストやスタッフも含め20代の共演者に混ざって声も演技も少し若々しくさせてもらえたかもしれませんね!もちろん、ネモリーノという役柄ゆえでもありますが・・・(笑)

 

 

個人的には今月2回目の同一作品上演「愛の妙薬」でしたが、会場や共演者など環境が変わるとまた全く違った受け止め方ができるので、あらためてクラシック作品は繰り返し繰り返し何度も上演するからこそ、その楽しさ、素晴らしさが際立っていくものだなぁと思いました。欧米の歌手のように1つの役柄で「何百回」も出演できれば、もっとその作品や役柄を深く追求できるのでしょうね。「愛の妙薬」、自分にとってはやればやるほど好きになる作品です。

 

 

今回はお客様一人一人と目が合うほどの距離感の中で、細かい表情や小道具の絵柄まで見てもらえるということでより丁寧な演技も心掛けましたが、歌の方は大会場と変わらず(特にセーブすることなく)全力で歌いました。他の出演者皆さんも同様で、これぞオペラの醍醐味、人間の生の声の魅力を存分に発揮されていました。リハも含め京都の若い歌手たちと一緒にできて本当にワクワクさせられることが多かったです!またどこかで共演できることを楽しみにしています。

 

 

写真は本番直前に出演者全員と主催者さんと。素敵なカンパニーに寄せて頂いて本当にありがとうございました!