世代を超えて一緒に歌う

上関町のコンサートには、保育園児からご高齢の方々まで幅広い世代にご来場頂きました。

人口約3,000人の小さな港町の上関は自分の実家の隣町にあたり、子供のころから親しんできた所で初めて歌えたことを嬉しく思います。

 

上関小中学校体育館に、二つの保育園の園児たち、小学校の児童、中学校の生徒が”コの字型”に自分を取り囲み、その後ろに先生方や保護者の方々、地域の皆さんなど大人が着席するという会場の配置がとても新鮮でした。(※写真。歌手が下でピアニスト(名古屋から1泊2日のタイトなスケジュールで釣由美さんが来て下さいました)がステージ上なのもちょっと変わった配置ですが、子供たちとの距離がグッと近くて楽しかったです!ギター伴奏の時は歩きまわりながら子供たちの側で歌いました。)

 

地元の方のお話では、なかなかこれだけ色んな年齢の町民がひとつの会場に集まることはないそうで、アンコールでは全員一緒に「ふるさと」や「われは海の子」などの唱歌を歌いましたが、子供が歌う姿を見る大人はもちろん、逆に大人たちが声を出して歌う様子を子供たちが見つめるシーンが印象に残りました。確かに子供たちからすれば珍しい光景だったかもしれませんね。

 

入場から解散までの約1時間半もの間、小さな子供たちの集中力がどこかで途切れるかもしれないなと予想していましたが、保育園児や小学生低学年の子供たちも最後までちゃんと聞いてくれました!今回の演奏会では対象の中心が小学生だったとはいえ、実際の会場には園児も中学生も、大人の方々もたくさんいらっしゃったので、プログラミングやトークの内容もずいぶん悩んだのですが、アンコールも含めて最後まで暖かい拍手を頂くことができました。今後同じように幅広い世代のお客様の前で歌う機会が巡ってきた時にきっと思い出される、貴重な経験となりました。

 

 

熱意をもって出演のご依頼を下さった主催者の皆様、ご協力頂いた学校関係者皆様をはじめ、ご協力頂いた皆様に厚く御礼申し上げます。また上関で歌えますように!

 

 

そうそう、本番前に小学生と一緒に給食を頂きました!約25年ぶりの給食でしたが、そのおいしさに大興奮しちゃいました!それとお休みした子供の分の余った”イチゴ”を巡って子供たちとジャンケンになりましたが、気合で勝利してイチゴをゲット!(笑)大人げなく本気で喜んでしまいました……楽しい時間をありがとうございました!!