高山で感じた”人”の温かさ

昨日は高山市の新宮小学校体育館で歌ってきました!

 

前日土曜日に名古屋駅から特急電車で紅葉を楽しみながら約2時間半、岐阜の観光名所として名高い高山市を訪れました。秋の晴れやかな週末ということで高山駅は観光客でごった返しで、人混みをかき分けてお迎えの車に乗り込みました。

 

リハーサルから学校の先生方、PTAの役員の方々にもお手伝い頂き、舞台のセッティングや控室の準備まで色々とお世話になりました。演奏会で初めて行く会場ではいつも不安や緊張がつきものですが、こうしたお気遣いや会話のコミュニケーションを通して次第に打ち解けていくと、頭も心もリラックスして会場設営の細かな所に気付いたり、リハーサルでの音楽上の打ち合わせもスムーズにいくものですね。

 

夜は高山のおいしいお料理を頂き、ホテルの温泉露天風呂でリフレッシュ。

 

朝9時半からの本番でしたが、快晴の空のおかげでスッキリと目覚めることができました。

 

本番の時間になると体育館は子供たちと保護者の方、一般のお客さまで満員!日曜日とあってか、児童約450人より大人のお客様の方が多く、あとで聞くと全体で1000人以上はいらっしゃったようです。

 

プログラムはオペラアリアから演技付きの楽しい曲、「翼を下さい」「鬼のパンツ(「フニクリ・フニクラ」の替え歌バージョン!)」「花は咲く」など子供にも大人にもよく知られた曲などを選び、加えてギターの弾き歌い、ピアノのソロ、ホルン四重奏(※地元でご活躍のアンサンブル団体。メンバーの方にPTAのお母さんもいらっしゃいました。)の演奏なども子供たちには刺激となったようでした。

 

幕間の質問コーナーでは子供たちだけでなく先生やPTAの方からも質問があり、少々プライベートなこともお話することになりましたが、自分にとっても色々思いを巡らせる貴重な時間となりました。

 

最後はアンコールで子供たちの歌も聴かせて頂きました。途中で回れ右してもらって、後ろの保護者や一般のお客様に向かって、元気いっぱいの声を響かせてくれました。

 

終演後は校長先生はじめ色々な方から温かいご感想を頂戴しました。普段の音楽ホールのコンサートでは時として終演後に慌ただしく会場を去ることもあるのですが、こうしてゆっくりと演奏した側と聴いてくれた側が一緒にコンサートを振り返ることは、案外珍しい機会かもしれませんね。校長先生、先生方、PTA会長さんはじめ、皆さんユーモアを交えて本音でたくさんのご感想を伝えて下さいました、素敵な時間をありがとうございました!

 

お昼には高山駅に到着して駅弁を買い込み(ここでも親切な店員さんが気さくにおススメのお弁当を紹介してくれました!)、来た時と同じ特急電車で帰路につきましたが、前日の来訪時にも見た紅葉が、よりいっそう美しく鮮やかに感じました。

 

 

(※写真は本番の様子と、出演者の皆さん。右からピアニストの秀平さん、本人、ホルン四重奏の皆さん、お客さんで来てくれた大学の同級生。この内6人が名古屋芸術大学の出身やお子さんが現役の同大学学生と言う事でチームワークもバッチリでした!笑)