9月と11月に四国で合計12回の上演が予定されている”旅公演”の準備が進んでいます。
正式には「次代を担う子どもの文化芸術体験事業」という文化庁の事業だそうで、藤原歌劇団のソリスト、合唱部、音楽スタッフおよび舞台スタッフ総勢45名が地方の小中学校に出向いてオペラ(モーツァルト作曲「魔笛」日本語版)を上演します。3年目となる今年は四国4県内12の小中学校を巡回して上演する予定です。
私は初めての参加ですが、ほとんどのメンバーは過去に同じ演目で出演経験済みということで、久しぶりに再演する歌詞や演出を思い出したり、初参加組に去年の旅公演の思い出を話して頂いたりと、リラックスした稽古場となっています。
自分も田舎の小中学校出身なので、オペラのこういう試みに参加できることは本当に嬉しいですね。自分の学校の体育館で、セットや照明に囲まれた本物のオペラ歌手の歌声や演技に触れることは、きっと子供たちに強い印象を残すことでしょうし、またそうなるようしっかりと丁寧に稽古場で準備したいと思います。
昨日から藤原歌劇団合唱部の皆さんも合流していよいよ大詰めのリハーサル。新参者としてはまだまだ不安な個所もありますが、周りの皆さんに追いつけるよう頑張って仕上げていきたいと思います。
(※写真は稽古風景。「立ち稽古」と呼ばれる演出を伴ったリハーサルです。楽しそうっ!)