オペラ伴奏の分野でご高名な金井紀子先生の退官記念演奏会が華やかに終演しました。
本当にたくさんの門下生の皆さんが出演して、先生の長年のご指導に報いるように素晴らしい演奏を繰り広げられました。ROSSINI、DONIZETTI、BELLINIなどのベルカント・オペラの曲が多く、特に重唱を中心にしたプログラムはいかにも金井先生ならではといった、オリジナリティー溢れる演奏会となりました。
私は歌劇「友人フリッツ」の二重唱と、ロッシーニ作品から「セヴィリアの理髪師」の大アリアと「ランスへの旅」の14重唱(!)を歌いましたが、やはりロッシーニの分野で先生とは特にご縁が深いので(日本ロッシーニ協会での共演など)、ロッシーニを歌う時に自分が心掛けている「丁寧に、そして楽しく」を念頭に歌わせて頂きました。
アンコールで歌劇「セヴィリアの理髪師」のフィナーレを全員で歌い、金井先生自らピアノを演奏して下さいました。カーテンコールではステージを彩るたくさんのお花と生徒さんに囲まれた金井先生に大きな拍手が続きました。約50年もの長い間本当にお疲れ様でした、そしてこれからも引き続き若い音楽家を叱咤激励してご指導頂けたら幸いです。
(※写真はアンコールでの先生のスピーチ、右から2番目が中井。出演者が多くてみんな立ち位置の確認中でしょうかね?笑)