28日の2回目公演も無事終了しました、お客様からの温かい拍手が今も耳に残っています。
写真でご覧頂けるように、藤原歌劇団や昭和音大オペラ公演などで再演を重ねてきた今回の衣装は、それぞれのキャストが個性的な色合いを与えられていました。(右端、三浦克次さんの演じるドゥルカマーラは実際にはズボンと同じ色の燕尾服を着て歌われました。)カラフルかつ落ち着きを湛えた衣装に包まれるだけでも、この喜劇でもありロマンチックな叙情劇でもある「愛の妙薬」という作品の性格が表現されているように感じました。
(※写真は右から三浦さん、本人、アディーナ役の光岡暁恵さん、ベルコーレ役の森口賢二さん、ジャンネッタ役の関真理子さん、エレクトーンの西岡奈津子さん。幕間の休憩中に楽屋で。)
終演後にキャスト全員でロビーでお客様のお見送りをしていたら、オペラに初めて来たけどとても楽しかったと声を掛けてくれた方や、同じく小学6年生の女の子がオペラ初体験の感想をわざわざ直接伝えてくれたことに感激しました。今回のような小ホールオペラが、オペラの入門としてファンの拡大に有益であるとしたらこんなに嬉しいことはありませんね。
楽しい内容のオペラだっただけに終演後の寂しさもひとしおで、少しセンチメンタルな心境で羽田から飛行機に乗りました……
「愛の妙薬」の共演者、スタッフの皆さん、そしてお客様に心から御礼申し上げます。ありがとうございました!