故郷のニューイヤーコンサートに向けて ③

日本の歌のコーナーでは山田耕筰作品を歌ってみたいと思います。

 

「中国地方の子守唄」は中国地方と言っても山口県ではなく岡山県が発祥とのこと。小さな子供を抱える母親の歌をテノールで歌ってみます。

 

「からたちの花」は山田耕筰の作品の中でも特に有名なのですが、自分でも以外なことに今回が初めてです。「我らがテナー」こと藤原義江(山口県下関に記念館があります)が山田耕筰自身のピアノ伴奏で歌った録音があり、とても興味深い演奏です。

 

「松島音頭」は昨年、大坂いずみホールで初めて歌って以来すっかりお気に入りとなりました。ニューイヤーコンサートらしく、軽快に伸びやかに歌い上げてみたいと思います。

 

 

それぞれまったく雰囲気の異なる3曲ですが、山田耕筰の音楽の幅広さがよりはっきりと感じられて、練習で歌っていても楽しいですね。ロッシーニの歌曲と同じく、なかなか演奏機会が無かったので舞台で歌えることを嬉しく思います。

 

曲と合わせて、内容と関連する画像を今年も映写しますのでそちらもお楽しみ下さい!

 

(※写真は山田耕筰。禿頭に「ケ」をかぶせて「筰」としたエピソードは有名ですね。)