ついに全公演が終了、約一ヶ月ぶりに愛知の自宅に帰宅しました。
プロダクションとしての最終公演の28日(日)の一日前に、一足早くこちら組のキャストだけは解散となりました(合唱、オーケストラ、スタッフや関係者の方々は最終公演地へ移動)。
苦楽(?)を共にした共演者の皆さんと楽屋でさよならする時は、いつも以上に寂しさを感じてしまいました。やはりこれほど長い期間、文字通り「同じ釜の飯を食べ」た者同士なので切なさもひとしおです……
特にこちら組の男声歌手陣はみんな同世代ということで共通の話題も多く、地方公演では同じ大部屋楽屋で「いつかみんなでこのオペラやりたいね」などと盛り上がったこともありました。皆さんこれからの日本のオペラを引っ張って行くであろう有望な歌手たちなので、自分も頑張って切磋琢磨して成長していきたいと思います。
写真は淡路島(洲本市)公演のカーテンコール。兵庫芸文センターHPから拝借しました。
演奏会形式での公演のため、すべての公演でお世話になったオーケストラの皆さんがこの時ばかりは舞台上でその雄姿を見せてくれました!平日の9時半(しかも淡路島!)にも関わらず、スタンディングオーベーションの客席も印象深い思い出となりました。ちなみに最終公演の姫路でも同様に、客席総立ちで拍手と歓声を頂きました!兵庫は本当に熱いですね!!
しっかりと地元に根付いたこのオペラシリーズの、これまでの歴史やご努力に心から敬意を表して、今回ご縁を頂いた事に改めて深く感謝したいと思います。
届いた宅急便の荷物を整理しながら、また次の公演の準備に取り掛かりながら(沖縄で再び『セヴィリアの理髪師』です!)、また色々振り返ってみたいと思います。
まだしばらく、この心地よい余韻が続いてくれるためにも……